親不孝通りのギャラリー「アートスペース貘（ばく）」（福岡市中央区天神3、TEL 092-781-7597）で現在、野村佐紀子さんの写真展「20070217」が開催されている。

　野村さんは九州産業大学芸術学部写真学科を卒業後、写真家のアラーキーこと荒木経惟さんに師事。主に男性のヌードをモチーフにした作品を撮る。今年2月に商業施設「VIORO」（中央区天神2）地下2階の「VIOROストリートミュージアム」で開催された作品展では、一般公募のカップルのヌードを撮影した作品を展示。募集告知後には、モデル希望の問い合わせが殺到するなど、女性を中心に幅広い世代に支持されている。

　同展のタイトル「20070217」には、日常の「ある日」という意味が込められている。ヌードの男性を撮影した作品のほか、東京やヨーロッパなどで撮影した風景、富士樹海に入っていく人を撮影した作品など計38点を展示している。

　同ギャラリーの小田律子さん夫妻が、野村さんが九州産業大学（東区香椎）に通っていた当時、大学付近で喫茶店を営業していた縁で毎年、同ギャラリーで「里帰り展」を開催している。

　「カメラ好きな人を中心に全国からファンが駆けつけて来られる。オープニング前には遠方から来たファンの撮影を急きょ行うほど、野村さんは気さくな方」（小田さん）という。

　営業時間は11時～20時。今月24日まで。

天神で野村佐紀子さんの写真展－14組のヌードで「愛」を表現（天神経済新聞）親富孝通りのアートスペース＆喫茶店が30周年イベント（天神経済新聞）野村佐紀子さんが写真展－青山ブックセンター1周年で（天神経済新聞）50回を迎えたアラーキーの定期展－下北沢のギャラリー（下北沢経済新聞）アートスペース貘