トリックアートのエッシャー展「空間泥棒の挑戦」-100点一堂に

福岡県立美術館で企画展「エッシャー 空間泥棒の挑戦」が開催

福岡県立美術館で企画展「エッシャー 空間泥棒の挑戦」が開催

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 福岡県立美術館(福岡市中央区天神5)で現在、企画展「エッシャー 空間泥棒の挑戦」が開催されている。

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 M.C.エッシャー(1898-1972)は、魚が鳥に見えるような「だまし絵」と表現される作品を数多く残した版画家。同展では、長崎のハウステンボス美術館が所蔵する作品約180点のうち約100点の作品をそろえる。

 「ハウステンボスでもまとめて見られる機会がなかなかない」(同館学芸員の竹口浩司さん)というエッシャーの初期から晩年までの作品を、人物、風景など描かれたモチーフ別に展示。目を凝らすと別の絵が浮かんでくる、エッシャーを代表する「だまし絵」が幅広い世代の来場者を集めている。そのほか、「『だまし絵=エッシャー』と言われている固定概念を崩して新たな世界観を感じてほしい」(同)と「だまし絵」以外の作品も数多く並べた。

 会場には、「偶然にも似た世界観を制作した2人の作品を楽しんでほしい」(竹口さん)と、日本学術振興会特別研究員の藤木淳さんが制作した「エッシャーそのもの」(同)というゲーム「無限回廊」を自由に体験できるコラボコーナーも設けている。

 入場料は、一般=1100円、高大生=800円、小中生=500円。営業時間は10時~18時(入館は17時30分まで)。月曜休館(11月24日は開館、25日は休館)。今月30日まで。

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