京都の劇団「ヨーロッパ企画」、5月にイムズで新作公演へ

(上段右から時計回りに)「ヨーロッパ企画」の作・演出の上田誠さん、役者の石田剛太さん、本多力さん、諏訪雅さん、永野宗典さん

(上段右から時計回りに)「ヨーロッパ企画」の作・演出の上田誠さん、役者の石田剛太さん、本多力さん、諏訪雅さん、永野宗典さん

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 イムズホール(福岡市中央区天神1)で5月22日~24日に公演を控える京都の劇団「ヨーロッパ企画」の作・演出の上田誠さん、役者の永野宗典さんらが4月8日、会見を行った。

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 同劇団は、1998年に結成。京都を拠点に活動しており、福岡での公演は今回で6回目となる。上田さんは、フジテレビ系で放送されたドラマ「ロス:タイム:ライフ」の脚本を手がけたほか、役者陣も映画やドラマなど、公演以外にも活動の幅を広げている。今年の冬には、同劇団の舞台作品「冬のユリゲラー」が長澤まさみさん主演で映画化が決定するなど、注目を集めている劇団。

 会見には、上田さん、永野さんのほか、役者の諏訪雅さん、石田剛太さん、本多力さんが出席した。今回の公演タイトルは「ボス・イン・ザ・スカイ」。「今回はファンタジーの世界を描きたい」と上田さん。「『戦士たちがボスを倒しに行く』というイメージ。俳優は『光の戦士』でストーリーが進んでいくうちに、その人がどんな人なのかキャラクターが分かってくる」(同)という。

 今回は、同劇団初の試みという円形ステージ。「役者人生でも円形舞台は初。作品案は、毎回メンバー全員で相談していくが、5、6年前より円形舞台の案も出ていた。今回やっと実現した」と石田さん。2日前から始まったというけいこは「やってみると新鮮。役者が10人登場するので、ステージを立体的にして、うまく役者が重ならないようにする工夫も」(上田さん)。

 「円形ステージでの新たな表現方法も考えている。僕なりのボス・イン・ザ・スカイを」(永野さん)。「ステージが立体で上下運動が多く、メンバー中7人が今年30歳になるので、けがのないように頑張りたい(笑)」(本多さん)。諏訪さんは「結成11年目に当たり、演出の上田に『役者の新たな一面を出してくれ』と言われたが、別にない(笑)。でも、新たな一面を見たいようなので、いつもどっしり座っている役が多いが、今回は猿のように動き回りたい」と笑いを誘った。

 公演は、5月22日=19時~、同23日=13時~・18時~、同24日=13時~の4ステージ。チケット料金は、前売り=3,500円、当日=3,800円。ピクニック(TEL 092-715-0374)などで販売している。

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