ターゲットを絞ったリノベーションで空き室対策-「彼に住んでほしい部屋」も

「彼に住んでほしい部屋」をイメージした「ギャラクシースタイル(銀河の部屋)」

「彼に住んでほしい部屋」をイメージした「ギャラクシースタイル(銀河の部屋)」

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 三好不動産(福岡市中央区今川1)は現在、空き室対策の一環としてターゲットを絞り、個性を生かしたリノベーションを行う「スマイルデザインプロジェクト」を展開している。

ギャラリースタイルの部屋も

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 1年以上空室の状態が続く部屋を対象としたもので、デザインなどを専門としない同社の女性社員がコンセプトづくりを担当。不特定多数の顧客に合わせた無難な内装ではない、「他の人と違う部屋に住みたい人」をコアターゲットに「素人ならではの顧客目線の発想」(同社の齋藤寛さん)でリノベーションを行う。

 第1弾では、ブラックライトを設置し天井を銀河に見立て、「彼に住んでほしい部屋」をイメージしたという「ギャラクシースタイル(銀河の部屋)」と、アート活動を行う人をターゲットに、部屋の各所にギャラリースペースがある「ギャラリースタイル(画廊の部屋)」の2室が11月末に完成した。

 12月中旬には、今泉の「グランバーグ天神」(今泉2)など7室完成が予定で、全て異なるデザインに仕上げる。改装費用は50~200万円で提案。家賃も5,000円~1万円上乗せした金額となる。

 騒音のデメリットから人気がないという鉄道そばの空室も「鉄道好きの人向けに内装を仕上げるなど検討中」と齋藤さん。「デメリットをメリットへ転換。空室対策につなげたい」と話す。

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