福岡パルコ（福岡市中央区天神2）本館の増床部分が3月19日、オープンする。18日、報道陣向けに内部が公開された。

ロボット「Pepper」による案内も

　増床するのは、賃借するソラリアステージビルの地下1階と4階～7階で、延べ床面積は4200平方メートル。計27店舗が出店し、本館と新館、増床部を合わせると計222店舗の施設となる。

　地下1階は、鹿児島黒豚のしゃぶしゃぶ・とんかつ専門店「三匹の黒豚by南州農場」、鹿児島県鹿屋市の食材を使ったワインバル「カノヤバル」、鉄板焼きがメーンの「JUJU」、創作串揚げ料理「ビストロ7」など8店舗。

　4階はレディスファッションや雑貨店9店舗。5階は九州初のインテリアショップ「journal standard Furniture（ジャーナルスタンダードファニチャー）」など5店舗。6階はCD・DVDショップ「タワーレコード」。

　7階は、渋谷パルコで展開する「シブポップ」に続く、アニメや漫画などのキャラクターショップを集積したフロア「福ポップ」として展開。アニメ「プリキュア」グッズを集めた「プリキュア プリティストア」や人気漫画「ワンピース」の九州初出店の公式ショップ「ONE PIECE 麦わらストア」（5月オープン予定）、「和」のテイストを施した店舗デザインの雑貨店「ヴィレッジヴァンガードフリークス」など4店舗が並ぶ。

　「外国人観光客やデジタルネーティブ世代をターゲットに据え、飲食や音楽、雑貨、サブカルチャーを強化したフロア展開にした」と西野光昭店長。「魅力的な施設ができれば来街者は増える。街の魅力アップにつながれば」と期待を寄せる。

　増床部の年間売り上げ見込みは30億円、来店客数見込みは300万人。本館・新館・増床部の3館合計では、年間売り上げ230億円、来店客数2300万人を見込む。

　営業時間は10時～20時30分（地下1階は11時～23時、6階は10時～22時）。