福岡市動物園「園長」に当選したアジアゾウ・はな子、マニフェストを実行

はな子の代理でエサ農家(右)へ「ウンチ」で作った感謝状を贈る飼育員

はな子の代理でエサ農家(右)へ「ウンチ」で作った感謝状を贈る飼育員

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 11月8日に開票された福岡市動物園(福岡市中央区南公園)の園長を選ぶ「どうぶつのえんちょうせんきょ」で見事当選したアジアゾウのはな子が11月14日、掲げていたマニフェストを実行した。

「ウンの付くお守り」のウンチペーパー付き「かんしゃじょう」

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 以前、体調を崩した際に飼育員や来園客の応援に支えられた経験から、「ありがとう」とお礼を言える動物園にしたいと、「『ありがとう』がいえる、どうぶつ園へ」というマニフェストを掲げていたはな子。初当選から間もないが、早速感謝の気持ちを伝えたいと、エサを提供する農家や来園客らに感謝の手紙を配布した。

 「かんしゃじょう」と描かれた手紙には、「おきゃくさまのおうえんのおかげで、とってもげんき」とのメッセージ。合わせて、自身のふんを原料に制作した「ウンチペーパー」も「ウンの付く感謝のお守りです」とセットで贈る心配りも。

 「ウンチペーパー」は、ゆでてちぎった牛乳パックと1時間ほど煮詰めたふんをミキサーにかけ、紙すきを行い、1日から2日乾燥させて作る。この日準備した約100枚の感謝状は飼育員らが手掛けた。

 「1週間かかって大変だった」と、ウンチペーパーを手掛けた飼育展示係でアジアゾウ担当の福原晋弥さん。配られた「ウンチペーパー」に笑顔を見せる来園客らを見て、「園長に選んでいただいたので動物園の顔として、はな子と頑張っていきたい」と意気込みを見せる。

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