岡タワーやヤフードームを描きウォーターフロント福岡を表現した「青」の2種類の車体デザインで、約3.3メートルの高さは標識が近く、迫力は満点だ。1日10便、毎日運行しており、地方都市では毎日運行の屋根なし2階建てバスは初という。2台のバス購入費2億1,000万円のうち、福岡市が約1億5,000万円を補助し、オーダーメードの国産車を用意した。
「シーサイドももち・福岡城址コース」、博多ふ頭・ベイサイドプレイス→博多駅→櫛田神社を巡る「ベイサイド・博多街なかコース」、博多駅→シーホークホテル→福岡タワーを巡る「福岡きらめき夜景コース」の3コースで所要時間は1時間~1時間半。2階席のみで定員は36人。料金は大人1,500円、子ども750人。
内が約60%(うち約40%が市内)、福岡県以外の九州内が約15%、九州外が約25%(うち外国人が2%)となっている。予約がスムーズにできるよう、4月20日には予約専用ダイヤルも設けた。当初見込んでいた利用客・年間5万人は上回る見通しだ。

所属する福岡在住の女性8人が交代で観光案内や乗客の安全管理、乗車券の発券・検札業務を行う。
雰囲気作りが重要で、イベントの司会やタレント業をしている方に頼んだ」と自動車事業本部の宮﨑泰課長。バスアナそれぞれがリサーチした福岡の魅力を紹介するという。
は「香港で乗ったことがあったので楽しみにしてきた。福岡にも楽しい観光の目玉ができたようでうれしい」。40代の男性は「車体のデザインも格好良い」と好きで何度も乗車しているという。
のGPS機能を使って観光施設の案内を聞くことができる仕掛けも調整中という。「季節に合わせたコースの変更や有名人がガイドを務める乗車イベント、外国人限定イベントなど飽きられない仕掛けを考えていきたい」と宮崎さん。「移動の手段ではなく、遊園地のアトラクションの感覚で楽しんでほしい」と話す。
取材・文/編集部 秋吉真由美