野村不動産(本社=東京都新宿区)は6月21日、九州初となる都心型レストランコンプレックス「大名バルコニー」(福岡市中央区大名1)をオープンする。
複数の飲食業態を取り入れた「都心型レストランコンプレックス」の一環で、「コンツェ恵比寿」(東京都渋谷区)、「チアーズ銀座」(東京都中央区)に続く第3弾プロジェクトとなる。収益不動産の開発を目的とし、開業後一定のトラックレコード(稼動実績)を積んだ後、投資家などへの売却を想定しているという。
同ビルのデザインは、六本木WAVE、資生堂ビューティギャラリーベルリンなどを手がけた飯島直樹デザイン室が監修。「人と人、場と場、街と施設などのさまざまな『つながり』をテーマとし、各階に設けたバルコニーは人と人とのコミュニケーション(交流拠点)として『つながり』を演出。また、バルコニーの下面には鏡を設置し、店舗のにぎわいが路地を歩く人に見えることで、にぎわいが路地に溢れる効果を狙う」(同社)という。
テナントは「大名らしさへのこだわり」を第一に、地元中心に集め、もつ鍋「越後屋」や炭火焼鳥「黒船」など7店舗が入居を予定している。