西日本鉄道(福岡市中央区天神1)は6月1日より、バス車内の座席に広告を施した「バス座席ラッピング広告」を試験導入する。座席シートラッピング広告の試みは九州初。
バスの表面を広告で覆った「ラッピングバス」が「動くメディア」として多くの道行く人やスポンサー各社から好評だったため、今度は「乗る楽しさ」を加えた同企画が実施されることになった。
優先席を除く座席に導入。試験導入第1弾となるバスは、「SOLARIA PLAZA HAPPY BUS」と題し、同社が運営する商業施設「ソラリアプラザ」の広告を予定している。デザインは、同施設のビジュアルイメージも担当しているイラストレーター、コロネル・ムターさんが手がける。
グリーン基調のデザインのコンセプトは「BEAUTY & HAPPY」。座席のほか、車内にはムターさんのイラストを掲載したポスターも掲出するという。座席シートの中には、1席だけデザインの異なる「HAPPYシート」を用意し、「乗る楽しみ」を増やした。
同バスの試験運行期間は2008年5月31日まで。運行ルートは博多・天神発、都市高速経由の百道浜・愛宕浜方面行き。
同社は今後、試験導入の状況を見て本格実施を進めていく予定。