「フクオカフォトフェスティバル2007」が8月22日より、アクロス福岡(福岡市中央区天神1)で開催されている。
同展は、誰もが参加できるよう一般公募作品をすべて展示するもので、今年で7回目。今年の出品者総数は366人、作品総数は昨年より約40点増しの564点が集まり、15歳の高校生から88歳までの幅広い年齢層からの応募があった。
同展を企画した井上純子さんは応募数の増加について、作品を見て自分も出せるかもという気軽さがある点を挙げ、「作品は、植物、人物、景色などさまざま。カメラマンの今、一番興味がある『モノ』が写しだされていて、一枚一枚の写真が深い」という。
毎年出品しているという、写真歴7年の高宮操さん(55歳)は、今年は蓮の花をモチーフに「鮮やかなとき」と「朽ちているとき」を写した3点を出品。「泥の中で流れる人生を表現したかった。生きているのは人間と同じ」と生き生きと話す。
井上さんは「会場での出品者同士の交流など、『写真』を通したつながりがもっと広がって、多くの人に『写真』を楽しんでいただければ」と話している。