独特な個性に過激なパフォーマンスで知られる、お笑いタレントの鳥肌実さんが11月16・17・18日に西鉄ホール(福岡市中央区天神2)で行う公演「奉納演説」のプロモーションのため来福、記者会見を行った。
黒のスーツで登場した鳥肌さんは、西鉄ホール公演についての意気込みを「(400人のキャパシティーで)観客と近い距離なので至近距離で『真顔対決』ができる」と、冒頭から鳥肌節で報道陣の笑いを誘った。福岡での初の3日間公演について質問が及ぶと、「役者は何度もリハーサルしてやっと本番を迎える。何度も同じ繰り返しをする役者とは違って、自分は何度も繰り返すたびにテンションが下がり、向いていない」と不安感をのぞかせながらも、「台本通りにいかない。徐々に変わっていく内容を楽しめるので、全日程来ていただいても(笑)」とも。
公演のPRを交えながらも、会見の後半はライブさながら、報道陣も仕事を忘れて楽しむほどの「ネタ披露」の場と化し、終始笑いの耐えない会見となった。トレードマークの「玉砕スーツ」は「細身のシルエットが特徴だが、太ってしまい、新たなサイズで仕立てたスーツは寸胴になってしまった」など、一つ一つの質問にあまりにも丁寧に熱く語ってしまい「最初の質問、何でしたっけ?」と問い返す場面も。
「表情の分かる会場なので、満足していただける。まっしぐらに一直線に暴走します」と終了時間ぎりぎりまでアピール。報道陣と握手を交わしながら会場を後にした。
チケット料金は、前売り=3,500円、当日=4,000円(全席指定)。一般発売は9月22日から。