イムズ(福岡市中央区天神1)8階三菱地所アルティアムで10月26日より、「森山大道写真展『記録そして記憶』最新作『記録』誌からと、半世紀におけるベストワークス」を開催する。
森山大道さんは、1938年大阪生まれ。商業デザイナーや写真家アシスタントを経て、1963年よりフリーの写真家として活動をはじめ、不鮮明な荒れた画像で「アレ・ブレ・ボケ」と形容される独特な作品が特徴。その作品の個性で日本の写真界に多大な影響を与えてきた。近年ではファッションブランドとのコラボレーションやワークショップなど、活動も多岐に渡り、若年層の指示も集めている。
オイルショックなどが原因で、第5号をもって休刊となっていた、1972年に森山さんが自費で刊行した写真誌「記録」が今年、第6号より復刊。その同誌復刊を記念して、同展が企画された。会場では、今までの作品の中から、森山さん自身も選考に加わり、選び抜いたベスト作品のほか、「記録」の6・7・8号より初公開作品を含むオリジナルプリント、約100点を一堂に展示する。写真集「写真よさようなら」の8ミリビデオ版という「25時 Shinjuku、1973」と題した17分の映像も上映。
初日に、同会場で18時より行われるオープニングレセプション(入場無料)は、森山さんも来場予定。翌27日にはイムズホールで19時より、トークショー(入場料=1,000円)も開催。
写真展入場料は、一般=400円(前売り300円)、学生=300円(同200円)、中学生以下無料。11月25日まで(11月20日は休館)。