新天町「メルヘン通り」のアーケード工事始まる-BGMに工夫も

新天町アーケード完成予想図(=写真)

新天町アーケード完成予想図(=写真)

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 今年で創業61周年を迎えた新天町商店街(中央区天神2)は10月中旬より、東西に架かる2本のアーケードを南北に貫く通称「メルヘン通り」にドーム状のアーケードを建設する工事を始めた。

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 アーケードは一番高いところで約24メートル、長さ約60メートルで、時計台の上部より南北に自動開閉する仕組み。夏場には屋根の上に水を流す「打ち水」効果で気温を下げるほか、ソーラーパネルを敷くことで環境・省エネに配慮した構造となっている。同事業に伴い、「バリアフリー・ユニバーサルデザイン」も街路に取り入れる。

 同事業の計画のひとつとして、九州大学芸術工学部音響設計学科の学生とタイアップし、時間や天候によって流れるBGMを変える「音の演出」システムを導入予定だという。新天町商店街商業協同組合の総務部長である楢崎昌太さんは「博多どんたくや山笠など、市民のお祭りがあるときでも雨が降ると濡れていたが、全天候型の屋根ができることにより、人々が自由に行き交い回遊性が高まることで、天神の街のにぎわいに貢献したい」と話している。

 工期は2008年3月末までで、同建設物のネーミングライツ(施設命名権)の導入も検討しているという。

関連記事(天神経済新聞)-新天町商店街に全天候型アーケード新天町九州大学芸術工学部

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