天神の各百貨店、岩田屋本店(福岡市中央区天神2)、大丸・福岡天神店(中央区天神1)、三越・福岡店(中央区天神2)が歳暮ギフト商戦に突入した。
岩田屋本店は、例年より最も早い10月31日より、新館5階の特設会場でお歳暮ギフト早期承り会を開始し、11月27日より本館7階の大催事場に「お歳暮ギフトセンター」を設ける。今年のテーマは「一座建立のこころ」。茶道の「一座建立」という言葉のように、人と人との結びつき、こころの通い合いをテーマに贈る側も喜ぶこだわりの逸品をそろえたという。「夕食のおもてなし」「朝食のおもてなし」「お茶のおもてなし」の3つのシーンに合わせたギフトや、博多水たきセット(10,500円)など、九州の「逸品」「匠」「伝統のお正月」「銘店」の4つのテーマで「九州」を特集した商品など商品総数800点をそろえる。
同店での人気は、1位=ハム(昨年2位)、2位=明太子(同3位)、3位=ビール(同1位)、ピークは12月8・9・15・16日と予想する。想定平均単価は3,500円(昨年は3,420円)。対前年比105%に販売目標を据える。12月24日まで。
大丸は11月1日より、本館8階「お歳暮ギフトセンター」で早期承り会を開始し、11月21日よりギフト会場を拡大展開する。商品内容は、新規ブランドの創業120年の「北九州・宇佐美本店」伝統の味の「ポン酢しょうゆ」などを加えた老舗ブランドの商品や、大丸創業290周年を記念して、福岡の伊豆本店、亀の尾「黄金の雫」(8,000円・限定150本)、宮城の気仙沼のふかひれ姿煮(10,000円・限定100個)などの数量限定ギフトを展開。人気の高い小分け・組み合わせギフトもそろえる。商品総数は1,300点。
人気予想は、1位=ビール、2位=辛子明太子、3位=ハム。ピークは12月5日~11日を見込み、販売目標は対前年比3.0%増。12月30日まで。
三越は11月1日より、同館地下2階ギフトプラザ、8階ギフトサロンで受け付け開始。11月16日より同館9階に「お歳暮ギフトセンター」を開設する。同店は「親しい関係の方に心のこもったものを贈りたい」という「パーソナルギフト」への顧客動向を察知し、「プラチナメモリーギフト」として東京都内6店の高級レストランから選べるディナーコース「レストランチョイスプラン」(252,000円)、貸し切りヘリコプターで東京の夜景観賞とレストランでの食事がセットになった「ナイトクルージングプラン」(273,000円)などの「体験型ギフト」をそろえる。両親へのプレゼント、団塊世代への退職記念、富裕層向けギフトとしての需要を見込む。
そのほか、そばつゆ仕立て黒豚しゃぶしゃぶ詰め合わせ(6,300円)、港いちおし干物詰め合わせ(5,250円)など、同店オリジナルギフト「九州味紀行」の商品を展開。商品総数は、全国共通と同店オリジナルギフト含む計約2,150点。
人気予想は、1位=洋菓子、2位=ビール、3位=ハム。12月8・9日をピークに見込み、想定平均単価は約4,200円(前年実績4,116円)。販売目標は対前年比1.2%増。12月31日まで。