福岡ビジネス創造センター（福岡市東区香椎）は11月22日、福岡県のアートスポットを巡るバスツアー「走れ！アートバス！」を実施する。

　同企画は「アートという分野をより社会の中に溶け込ませ、『アート』を気軽に楽しんでほしい」（同センターの徳永さん）との思いから生まれた。ツアースケジュールは10時に福岡県立美術館に集合。現在、同館で開催されている「福岡アートフェア・シミュレーションα～九州ネットワークの起点として～」を観覧後、貸し切りバスで同センターへ移動し、昼食。午後からは「アートスポットをつないだバスツアーをビジネスとして成り立たせるには？」をテーマに美術家の藤浩志さん、beppuprojectの安波治子さん、中小企業診断士の遠藤真紀さんらをパネリストに迎え、ディスカッションを行う。

　その後、福岡県朝倉市黒川に位置し、自然に囲まれた小学校を再生してできたアートセンター「共星の里」、梨の選果場を生かして作られた「音楽館（おんらくかん）」へ移動。「共星の里」では、国内外のアーティストの作品を楽しめる「黒川INN美術館」の常設展や企画展でアートに触れることができるほか、旧講堂を利用して作られたレストランで石焼カレーなども楽しめるという。「音楽館」ではエジソン社、ビクター社製蓄音機、足踏み式自動ピアノ、旧海軍の戦闘機「ゼロ戦」などが展示されている館内を視察。鑑賞後は、フリーディスカッションの時間も設けられるほか、パネリストとは同じバスで移動するため「バスの中でもアートについて気軽に質問して、身近に感じてほしい」（同）とも。

　参加料金は2,000円（バス、昼食、2館入場料代込み、シンポジウムのみ参加は無料）。定員60人。

福岡ビジネス創造センター共星の里音楽館九州のアートシーンが集結「福岡アートフェア・シミュレーションα」（天神経済新聞）