丸善福岡ビル店(福岡市中央区天神1)3階ギャラリーで「魅惑の万華鏡展」が開催されており、カラフルで多種多様な展示作品が来館者の目を楽しませている。
幼少のころ、誰でも一度はのぞいた経験がある万華鏡。「アメリカのガラス工芸家が、ガラスで何気なく作った万華鏡が高評価を受けたことをきっかけに14~15年前より万華鏡が劇的に変化してきた」(同展関係者)という。現在はイタリアの作家、フランク・カシアーニさんが制作したダチョウの卵を素材に使用したものや、木、竹、陶器を使った作品など、素材も多様化してきている。
同展は、からくり造形作家の若林寛さんが手がけた九州初公開のLEDを使用した万華鏡や、アメリカで開催された世界万華鏡コンベンションで最優秀賞を受賞した万華鏡作家、中里保子さんの受賞作品など、世界7カ国50人の作品、約450点を展示している。「万華鏡展」としては九州最大規模だという。
会場は懐かしさも合わせ、幼少のころ手にしていた万華鏡とは違う、色・形も自由な好奇心を刺激する作品に夢中になって筒をのぞく来場者の姿が見られた。「若い方は、デジカメで筒の中を撮影し、ポストカードにするなど、いろんな楽しみ方をしている様子」(同)と話す。
2月2日・3日には中里さんを講師に迎えたワークショップ「手作り万華鏡教室」を開講。2ミラーのオイルタイプで、カラーも自分で選べ、オリジナルの作品作りが体験できる。参加費は11,000円。申し込みは同店まで。
営業時間は9時30分~20時。2月3日まで(最終日は17時閉場)。