三越・福岡店(福岡市中央区天神2)9階の三越ギャラリーで3月7日より、「ロバート・サブダ しかけ絵本の世界展」が開催されている。
サブダさんは8歳の時に両親のために「オズの魔法使い」の仕掛け絵本を初めて制作。児童図書のイラストレーターを目指し、ニューヨークで美術を学び、絵本作家となる。サブダさんの代表作「不思議の国のアリス」日本語版は発売から1年ほどで初版15,000部を販売するなど、子どもはもちろん、インテリアやアートとして大人まで、幅広い世代に根強い人気を誇っている。
同展では、代表作「不思議の国のアリス」や「オズの魔法使い」を拡大した、スイッチを押すとページが開く電動式の絵本や、紙で作られたティラノサウルス、19世紀から現代までの仕掛け絵本の変遷を紹介するコーナーなど約50点の絵本を展示している。
「不思議の国のアリス」のトランプが舞い落ちる有名な場面は25ものパーツから成るという。すべてのパーツを広げた解説やパーツを切り取る前の印刷した1枚の用紙が展示されているなど仕掛け絵本の制作過程も楽しめる内容となっている。また、ポップなキャラクター人形に囲まれたサブダさんのアトリエを再現したコーナーなども、来場客を楽しませている。
同ギャラリー担当の神谷さんは「難しい仕掛けに子どもより大人が楽しんでいる様子で、会場を設営したスタッフも仕事が終わると、販売している絵本の仕掛けに夢中になる姿も見られた。ぜひ親子で楽しんでほしい」と話している。
入館料は、一般=500円、高校生=300円、中学生以下無料。営業時間は10時~20時(最終日は17時まで)。3月12日まで。
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