新天町商店街(福岡市中央区天神2)は同商店街オリジナルの「外国人客 接客マニュアル」を作成し、4月1日より接客に導入している。
同マニュアルは、近年の韓国人や中国人をはじめとする外国人客の増加に伴い、各店舗から外国人客の接客の対応についてのマニュアルを希望する声や会話教室実施などの案が挙がったことから、同商店街の商業協同組合が発行した。
分かりやすくするため、「いらっしゃいませ」などのあいさつから、「これはいくらですか」「ほかのサイズはありませんか」「ご注文をお願いします」など簡潔な約70の接客フレーズや数字を、イラストを交え、日本語・英語・韓国語・中国語で表記。店員が覚えて話す形式ではなく、マニュアルを指で差し、客と一緒に見ながら使用できる構成にしているという。
マニュアルは「飲食業編」と「物販業編」の2種類で、各店舗は3冊程度常備し、接客に活用していく。同組合の理事・文教部長を務める「ミュージックプラザ・インドウ」(天神2)の印藤泉社長によると、「マニュアルを参考にしたい。うちでも配布したい」など、天神の百貨店などから問い合わせも相次ぎ、好評だという。
印藤社長は「当店では、アジアでの日本のアニメ人気の影響もあり、近年は特にアジアからの観光客が多い。指を差しながら、気軽にコミュニケーションをとってほしい。また、スタッフは外国語を勉強し、スキルアップのきっかけになれば」と期待を寄せる。
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