福岡競艇(福岡市中央区那の津1)で4月26日、知的障害者8人から成るアーティスト集団「アトリエブラヴォ」による壁面アートライブが行われた。
「アトリエブラヴォ」は2002年より活動を開始。展示会やイベントなど、福岡を中心に全国で広く、アート活動を展開している。
同イベントは、「開かれた福岡競艇」を目指す取り組みの一環で、「アトリエブラヴォの感性豊かな作品を描くパワーに引かれた。少しでも活動の場が提供できれば」(福岡競艇広報担当の西田孝男さん)と企画された。アートライブが行われたのは、競艇場内の芝生広場。横ではレースが行われている中、約2メートル×約3メートルのキャンバス8面に8人が思い思いの絵を描いていく。
8人は事前に会場を下見し、イメージを膨らませて準備してきたという。同競艇場のキャラクター「ペラ坊」を描くメンバーや、背景から塗りつぶしていくメンバーなどそれぞれ描く過程にも個性が表れており、大きなキャンバスを目の前に集中し、筆を走らせた。
完成した作品は約1年間常設される。西田さんは「作品をきっかけに、競艇がクリーンなイメージへ近づき、幅広い世代の来場者が増えれば」と期待を寄せる。
5月3日の「博多どんたく港まつり」では、アトリエブラヴォがペイントした山車が、競艇選手らも参加する「福岡競艇どんたくパレード隊」として街を走るという。
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