イムズ(福岡市中央区天神1)8階の「献血ルーム ハッピークロス イムズ」の累計献血者数が5月9日、10万人を達成した。
同献血ルームは、九州の拠点として若者をターゲットに据え、2004年6月1日に開設。20代の女性を中心に、1日平均70人が献血に訪れているという。
今回で35回目の献血という、10万人目の献血者となった福岡市早良区在住の看護師・本田美紀さん(36)は「18歳のとき、高校に献血バスが来たのが最初のきっかけ。100回献血して表彰されるほど通っていた父の影響もあり、今のところ健康な私の血液が誰かのために役に立てばと健康チェックも兼ねて献血を続けている」という。
福岡県赤十字血液センターの清川博之所長は「輸血を受ける方は年間100万人で50歳以上の方がほとんど。その100万人を支えるのは、50歳以下の方が多いが、年々若い献血者の人数が減ってきており、危機感を覚えている。今後も(10万人目の)本田さんのような若い方の協力が増えるよう、呼びかけていきたい」と話している。
10万人達成を記念して5月10日より、福岡市内の献血ルーム3施設(イムズ・キャナルシティ・北天神)では、献血者に記念品「けんけつちゃん救急ばんそうこう」を進呈するキャンペーンも行う。6月9日まで。
天神を中心に福岡市内各所で「デザイニング展」-53企業が参加(天神経済新聞)横浜に国内最大規模の献血ルーム-通勤者・若者の利用見込む(ヨコハマ経済新聞)榮倉奈々さんが「はたちの献血」を呼びかけ-JR大阪駅構内で(梅田経済新聞)九州ブロック赤十字血液センター連盟イムズ