酒販店「酒のぎゃらり・綾杉」(福岡市中央区天神1)は6月2日より、同社の酒造場(南区塩原1)で作った博多祗園山笠にちなんだ酒「櫛田入り」を限定販売する。
同商品は、同社の中尾卯作社長が「博多を代表する祭り『山笠』を象徴する酒を作りたい」と構想10年をかけて、「博多祗園山笠振興会」とともに2006年に第1弾を実現した。「無事に見事な『櫛田入り』ができるように」(同)との願いが込められている。
味は甘口で一升瓶(1.8リットル)のみ。瓶には舁き縄と紅白紐の飾りを施しているほか、ラベルは「博多祗園山笠」期間中の主な行事日程や「流」の今年の順番などを載せ、デザインにもこだわったという。
一番山笠の櫛田入り時刻4時59分にちなみ、459本を販売。価格は2,200円。毎年、40~50代を中心に好評で、福岡の土産としても利用されている。第3弾となる今年の予約分の受け付けはすでに終了。今年からは同店のほか、岩田屋本店(中央区天神2)でも店頭販売を開始する。
中尾社長は「本数が少ないのは、まずは地元の人に山笠と合わせて味わってほしいから。行事でも必要不可欠な酒として浸透してくれれば」と話している。
営業時間は11時30分~19時(土曜は18時まで)。日曜・祝日定休。
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