アクロス福岡シンフォニーホール(福岡市中央区天神1)で9月23日、チャップリンの名作「街の灯」をオーケストラの生演奏にのせて上映する「オーケストラ ライブ シネマ」が開催される。
盲目の花売りの娘に一目ぼれしたチャップリン演じる放浪者。生活費と彼女の目の手術代として、仕事に精を出すが上手くいかない。ひょんなことから知り合いになった富豪から受け取ったお金で彼女を助けるが…。1931年に公開されたチャップリンが作曲を手がけた音楽付きのサイレントムービーの傑作。
同イベントは「毎年、『アジアフォーカス・福岡国際映画祭』などが実施されるなど、福岡は映画に関心が高い街」(同企画担当者)として企画された。福岡での開催は初という。
斉藤一郎さんが指揮を務め、演奏は京都を拠点にツアーなども行っている京都市交響楽団。映写機で上映し、音楽はもちろん、劇中の車の音やホイッスル、ピストルなどの効果音もすべて生演奏でシーンをたどる。フィルムの秒数と各シーンの描写などが楽譜に小説ごとに書き込まれているなど、「映像との調整が非常に難しい」(同)とも。
料金、はS席=4,000円、A席=3,000円、B席=2,000円(学生券=1,000円)。同館チケットセンター(TEL 092-725-9112)などで販売している。