岩田屋本店(福岡市中央区天神2)新館5階のリラクゼーションコーナーで9月17日より、九州の地場企業が生み出した化粧品を集めた「地元九州発信コスメフェア」が開催されている。
「ブランド色や価格以上に、安心感や上質さを求める消費者が増えている」(同店広報担当の平島和仁さん)点に着目、九州の企業10社から天然素材を生かした商品約50種類をそろえた。
大分県産の梅を使用した「梅の石けん」(2,625円)は、梅干しを漬ける際、皮が破けることが多く商品化できない樽の底に近い梅干しを有効利用しようという考えから生まれた。梅干しの皮・身・種すべてを乾燥させて粉末状にし、コラーゲン、海塩などを加え、一切液体を使わずに独自の圧縮法で固めているという。
教材の販売などを手がけるインプレストライ(大分県日田市)が、教材を届ける家庭の子どもにアトピーが多いことから、集中力向上のため、良い化粧品を作ろうと化粧品部門を開設。地元の素材を使用した同商品を開発した。「液体を使用していないため、固く、濡れても乾燥が早く溶けない」(同社の平川尚美部長)のが特徴という。
そのほか、熊本県で「美肌の湯」といわれている天草下田温泉の温泉水を使用した「がさ湯化粧みず」(3,150円)、「がさ湯せっけん」(1,650円)なども売り場に並び、試用もできる。
営業時間は10時~20時。今月30日まで。