大丸・福岡天神店(福岡市中央区天神1)は9月18日より、本館1階に外国人旅行者専用の常設カウンターを設け、今年4月から導入していた外国通貨両替サービスの本格導入を開始した。九州の百貨店では初。
同店は、今年4月からスタートした中国からのクルーズ船来訪に合わせて、外国語での案内の強化や中国銀聯(ぎんれん)カード取り扱いの開始、外国語のパンフレット製作など、本館1階の総合案内所でアジアからの観光客向けのサービスを実施してきた。同サービスの一環で、観光客の「両替するところがない」との声から期間限定で導入した両替サービスの利用も多く、常設カウンターの設置を決めたという。
両替できる通貨はUSドル、台湾ドル、韓国ウォン、中国元、香港ドル。同店広報担当の倉光誠さんは「外国人観光客のほか、旅行帰りなどの日本人の利用も多い」と話す。同カウンターには、同階にある総合案内所と連携し、中国語や韓国語、英語が堪能なスタッフが常駐。両替のほか、外国語のパンフレットも設置し、外国人観光客へ向けたサービス強化を図る。
同店によると、今年3月~8月の上期で、免税手続き利用のデータから見ると、外国人旅行者の利用が15%増を記録したという。