三越・福岡店(福岡市中央区天神2)9階で9月23日より、「三越フランスフェア2008」が開催されている。
フランス北西部のブルターニュとノルマンディー地方に絞り、「食はもちろん、フランス文化も発信できれば」(同店広報担当の森山ミキさん)と食品や雑貨など50店舗が出店している。
今年は、イートインスペースに福岡県出身のシェフ・松嶋啓介さんが手がける「KEISUKE MATSUSHIMA」が百貨店初出店。コース料理(3,990円、2,730円)のほか、単品メニューなどを提供している。松嶋さんは20歳で渡仏、25歳でフランス・ニースに「Restaurant Kei's Passion」を出店し、開店から3年で「ミシュラン’06版」で一つ星を獲得。同店を拡大リニューアルした「KEISUKE MATSUSHIMA」で2007年、2008年と3年連続で一つ星を獲得し続けている。
そのほか、パリの本店にしか置いていないというサーバーを設置、「マイユ」の絞りたての「シャブリマスタード」(1,581円)や福岡・西中洲のフランス料理店「ラ・メゾン・ドゥ・ラ・ナチュール・ゴゥ」が同イベントのみの限定メニュー「カマンベールコロッケ」(4個1,575円)、「フォアグラ×とうもろこしのリゾットコロッケ」(4個1,575円)を販売している。
モン・サンミッシェルに店を構える「ラ・メール・ブーラール」の「名物オムレツ」をベースに作られたスイーツ「塩キャラメルのオムレツケーキ」(1,365円)は好評で、130個を用意した初日は開店1時間で完売。2日目は400個を用意したが、16時には売り切れるほどの人気を集めている。
会場の一角では、「ミシュラン」のイメージキャラクター「ミシュラン・ビバンダム」グッズコーナーも展開。東京開催を記念したマグカップ(1,260円)やタンブラー(2,310円)などを販売している。
期間中、ワインマナー講座やフランス映画を教材に文化を学ぶ講座など、九州日仏学館講師による「フランスカルチャー講座」を開講するほか、同月27日には、松嶋さんを招きトークショーを開く。
開催時間は10時~20時(最終日は18時まで)。今月28日まで。