福岡で本の祭り「ブックオカ」-今年の特製文庫カバーは荒井良二さん

絵本作家・荒井良二さんが手がけた文庫カバーと「工房まる」のメンバーが制作した特製しおり

絵本作家・荒井良二さんが手がけた文庫カバーと「工房まる」のメンバーが制作した特製しおり

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 本の魅力を伝えるイベント「ブックオカ」が11月1日より、福岡市内各所で開催される。

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 同イベントは一昨年より、福岡市内の書店、出版社、雑誌社などが中心となった実行委員会によって本の魅力を改めて広く伝えようと開催されているもので、今年で3回目を迎える。昨年は10月の1カ月間にわたって計25の主催イベントのほか、約10の関連イベントを実施。全イベントで約4万人を動員した。

 今年のテーマは「ライブ」。「ライブ感を大切にし、トークショーなどを多く企画した」(同実行委員会の藤村興晴さん)とし、同7日に「B・B・B POTTERS(スリービーポッターズ)」(中央区薬院4)でリトルモア創業者の竹井正和さんによるトークショーなども予定している。

 毎年恒例の、けやき通りで行われる「一箱古本市」(同8日・11時~16時)の実施や、県内15のカフェでは本に出てくる料理を再現したメニューを提供するほか、昨年よりソラリアプラザゼファ(中央区天神2)で行なわれている持ち出し自由の「天神文庫」など、昨年の倍の約50のイベントを繰り広げる。

 昨年、リリー・フランキーさんのイラストを採用し、県外からの問い合わせも多く好評だった、書店での文庫本購入で付く特製文庫カバー企画は今年も継続。今年は「アストリッド・リンドグレーン児童文学賞」を日本で初めて受賞した絵本作家・荒井良二さんが文庫カバーを手がけた。また、福岡市南区の福祉作業所「工房まる」のメンバーが制作した特製しおりも店頭で配布する。

 開催は11月30日まで。

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