2006年12月に経営統合したコナカ(神奈川県横浜市)とフタタ(福岡市中央区天神3)は経営統合後、最大事業となる新業態「FUTATA THE FLAG(フタタ ザ フラッグ)」(天神3)天神店を11月1日、旧フタタ福岡天神本店跡にオープンする。
10月29日、同店で行われた会見には、コナカの湖中謙介社長、フタタの二田孝文社長、同事業の総合プロデューサーを務めたサムライのクリエーティブディレクター・佐藤可士和さんが出席、新事業・店舗概要を発表した。
コンセプトは「ジェネラル・スーツブランド」。「スーツのあり方を考え直し、たくさんの商品を分かりやすく展開した」(佐藤さん)と、商品は、身長150センチから190センチまで5センチ刻みでサイズ展開し、価格は1万、3万、4万、5万、7万、10万(本体価格)の6段階のジャストプライスに統一。デザインは、トレンドを意識した「トレンドライン」とクラシックな「ベーシックライン」の2ラインを展開し、約5,000着のスーツをそろえる。「身長、価格、好きな形の3つで合理的に選べる」(佐藤さん)という。
店舗面積は750坪。地下2階、地上8階のビルの地下2階から地上3階の5フロアを売り場とし、地下2階=「SUIT SELECT」、地下1階=ビジネストラベルライン「BIZ TRIP」、1階=150センチ~165センチ・レディス、2階=170センチ~175センチ、3階=180センチ~190センチ・フォーマル・オーダー、とサイズ別にフロアを展開。2階には、「忙しいビジネスパーソンがすそ上げの時間も無駄にしないように」(佐藤さん)と無線LANを備えたビジネスラウンジも設けた。
湖中社長は「顧客の不満はサイズ、価格、色柄が95%を占める。(新業態では)幅広いサイズ、価格、デザインの展開でこの不満が解消できる」とし、同業態で来年春までに計4店舗の出店を予定しているという。また、今後約2年間で既存店でも、店舗面積や地域性を考慮しながら、立地特性に合わせて同コンセプトの落とし込みを図る考え。
営業時間は10時~21時。