来年1月12日、西鉄ホール(福岡市中央区天神2)での公演「新春!山田広野の活弁天国」を控える山田広野さんが公演に向けての意気込みを語った。
山田さんは1998年より、自ら撮影した映像に解説やせりふを付ける「自作自演活弁映画監督」として東京を拠点に上映活動を開始。福岡ではカフェなどでイベントを行っており、その場の雰囲気で付けられたライブ感あふれる活弁が20~30代の男女を中心に人気を集めている。
山田さんが活弁に目覚めたきっかけは、「アフレコが必要となる8ミリフィルムで自主映画を撮影していた際、起用していた俳優に『バイトを休めない』との理由で出演を断られ、自ら活弁を付けたことが始まり」(山田さん)という。「朝に撮影して、昼に編集、夜には上映できる速さがウリ」(同)と、上映会当日に作品が増えることもあるという。また、「熱海で撮影したものも、活弁でハワイに設定変更ができることや、上映会会場でのハプニングも活弁でフォローできる。そこが活弁の醍醐味」とも。
当日は、1分半の短編から約20分の長編まで、約8作品の上映を予定。「福岡での上映会ということで、福岡空港で撮影した映像も使いたい」(山田さん)と意気込みを見せる。
料金は、前売り=1,800円、当日=2,000円(全席自由)。11月15日より、同ホール(TEL 092-734-1370)などで販売する。