アクロス福岡（福岡市中央区天神1）2階の匠ギャラリーで4月21日より、筑前織物（博多区博多駅東2、TEL 092-431-7721）の博多織作品展が開催されている。

　同展は、同社が博多織求評会の最高賞である「内閣総理大臣賞」を2003年、2005年からは4年連続で受賞していることを記念して開催するもの。会場では受賞作品の博多織の袋帯をはじめ、昨年行われた「博多織・久留米絣コレクション イン パリ」出展作品や博多織の掛け軸、ウエディングドレス、エコバッグなど約100点を展示している。

　同社は3月22日に福岡国際センター（博多区築港本町）で行われた「福岡アジアコレクション」にも博多織のイブニングドレスを出品。会場では、福岡出身のモデルがショーで着用したドレスも併せて展示し、来場者の目を引いている。

　近年、博多織メーカーらは一丸となって博多織の新規市場開拓、後継者育成などに取り組んでいる。「アジアコレクション参加でのPRなどを通して、10代をはじめ若い世代の方の関心も高くなってきており、期待できる」と同社の丸本繁規社長。「親しみを持って、地元から博多織の良さを再認識してほしい」と話す。

　開催時間は10時～18時（最終日は16時まで）。今月26日まで。