7月に博多座（福岡市博多区下川端町2）での公演を予定している舞台「母に捧げるバラード～夫婦の道～」主演の武田鉄矢さんらが、福岡・天神で同公演のPRイベントを行った。

新天町内を通る「お練り」も

　同作は、武田さんの地元・福岡を舞台にした作品で、武田さんと母・イクさん、周囲の人々を描く。武田さんが本人と母の二役を演じ、全編博多弁で繰り広げる。今回は博多座10周年を記念した特別版。

　イベントは、大丸・福岡天神店パサージュ広場（中央区天神1）と新天町商店街（天神2）内の通称「メルヘン広場」の2カ所で行われ、武田さんのほか石倉三郎さん、太川陽介さん、三原じゅん子さん、菊池麻衣子さん、東てる美さん、小野真弓さんらが出席した。

　パサージュ広場で武田さんは「移りゆく博多の町を記憶をたどりながら再現したい」と意気込みを語り、共演者に向けて「方言指導はこれからだが、そのうち博多弁のほうが感情表現しやすいのでは」とアドバイスを送った。

　出演者の三原さんは1979年にドラマ「3年B組金八先生」で武田さんと共演。「この作品と関わって5年。先生とは30年の付き合い。ずっとついてこれて良かった」と三原さん。「担任として幸せ」（武田さん）と会場をわかせる場面も。

　また、トーク終了後は海援隊が曲を披露。「贈る言葉」「母に捧げるバラード」の2曲を熱唱した。

　同会場でのイベント終了後、新天町へ移動。あいさつを終え、新天町内を通る「お練り」も行い、多くの買い物客の歓声に包まれ、盛り上がりを見せた。

　公演は7月2日～27日。チケットは5月23日より販売開始。