福岡県護国神社(福岡市中央区六本松1)をスタート地点とするクラシックカーのツーリングイベント「ジーロ・ディ・カルデラッソ」が6月13日より、開催される。
同イベントは2007年に初めて開催され、今回で3回目。「クラシックカー愛好家のイベントは東京主導のものが多かった」と同運営事務局広報担当の井手一英さん。「九州から車両を持ち込んで参加していたが、どこにも負けない自信がある九州の風景を知ってほしい」と九州での開催を企画したという。
13日・14日の2日間かけて、スタート地点の護国神社から阿蘇を周遊する。過去2回のスタート地点は門司港で、福岡がスタート地点となるのは今回が初。「護国神社参道から、福岡城址を経由し、ヤフードーム前を通り百道、都市高速に上がるルート設定が『福岡』の歴史と現在を一目で見られる」(同)という意図から、安全面を考慮した候補地の中からスタート地点を護国神社に決めたという。
参加資格は1957(昭和32)年12月31日までに製造された車両であることで、参加台数は関東や関西からの参加を含む計21台。スタッフ含め計45人のクラシックカー愛好家が参加する。観覧は自由で、会場内には移動カフェも出店を予定する。
「クラシックカーを間近で見られるチャンス。オーナーに車両の由来や来歴、魅力について聞いても楽しいかも」と井手さん。「現代は、エコカー以外の車に対する環境破壊の懸念もある。戦前・戦後に製造された自動車が愛情のこもった入念な整備により、今も走ることができる。本物の良い物を大事に使い続ける事で得られる物があるという事も感じてほしい」とも。
護国神社の開場は7時、スタートは9時。