アクロス福岡(福岡市中央区天神1)2階の匠ギャラリーで6月11日、「上野(あがの)焼き お父さんに贈る器」展が始まった。
同展は、16の窯元が加入している「上野焼協同組合」が企画したもので「父の日にお父さんに贈りたい器」がテーマ。ぐいのみや焼酎カップ、ビアカップ、つまみ用の皿など、父の日用に作られた作品約200点を並べる。
「自分がもらうとしたら、どんなものがうれしいかと考えて、自分の趣味の延長のような自由な作品を制作した」という釣り好きの「守窯」の熊谷守さんは、魚をモチーフにした作品を、「酒が好き」という「堀田窯」の世良公男さんは少し大きめのサイズのぐいのみを、それぞれ制作した。
作品は販売も行っている。「今日帰って、父に(購入した)湯のみでお茶を入れてあげたいというお客さんもいた」とうれしそうな表情を見せる世良さん。「私たちの作品で喜んでいただければうれしい」と話す。
会場にはろくろ成形の実演や体験コーナーも。開催時間は10時~18時(最終日は16時まで)。今月14日まで。