大丸・福岡天神店(福岡市中央区天神1)本館地下2階に7月1日、「大丸饅頭」の山笠バージョン「天神一丁目饅頭」が登場した。
博多の伝統行事「博多祗園山笠」の開催に合わせて企画されたもので、通常は「大」を丸で囲んだマークが刻印されているが、同商品はパサージュ広場に同1日より登場した飾り山「十三番山笠 天神一丁目」にちなんで「天」の字を刻印する。
「大丸饅頭」は、同店が1953(昭和28)年に呉服町に開業した後、「名物商品」として誕生、1987年まで販売した。復活を要望する声に応え、2006年に約20年ぶりに復活。「多い日は約5,000個を売り上げるほどの人気」(食品部の谷口春夫さん)だという。
「刻印の文字を変えたのは今回が初の試み」と谷口さん。通常は、白あんが入っているが、山笠バージョンは「夏らしくかんきつ系に」(同)とユズあんを使用した。
谷口さんは「観光客や帰省客が多いこの時期。毎年恒例の土産の定番商品にしたい」と話す。価格は1個42円。進物箱に使う「天」の文字をあしらった掛け紙もそろえる。1日500個限定で、販売は12時から。8月31日まで。