福岡市役所前ふれあい広場で7月7日、同広場に敷設した人工芝スペースの供用開始を記念したイベントが行われた。
同市は昨年8月、ヒートアイランド対策の一環で、都心部にクールスポットを作ることを目的に同広場に天然芝、保水性人工芝を敷設。暑熱感の緩和効果などの実証実験を実施した結果、下層部のマットレスに保水性があり、水分蒸発の気化熱によって冷却する仕組みの保水性人工芝上のグローブ温度(体感温度の目安)が通常の状態に比べ、2~3度低いという結果が出たことから、今年、保水性人工芝を使用した同広場の芝生敷設の事業を本格スタートさせた。敷設面積は約1,650平方メートル。
この日、地元の小学生らを招き、供用開始を記念したオープニングイベントも行われ、吉田宏福岡市長も参加。吉田市長は「この芝生によって体感温度が2~3度下がる。夕方には5度近く下がるので期待してほしい」とあいさつし、参加した小学生らに芝生の利用を呼びかけた。
イベントでは、福岡市のキャラクターも参加し、エコに関するクイズやゲーム、グリーンバード福岡の協力で打ち水も行われた。
芝生は、今後7~8年程度は敷設される予定。