![福岡市内の飲食店経営者向けのフリーペーパー「Grip 3000」が創刊](https://images.keizai.biz/tenjin_keizai/headline/1249002517_photo.jpg)
福岡市内の飲食店経営者向けに配布するフリーペーパー「Grip 3000」が9月10日、創刊する。発行するのは、地元タウン誌で編集などを手がけていたメンバー4人が今年4月に立ち上げた「INSIDE」(福岡市中央区渡辺通5)。
同誌のテーマは「本音」。「オーナーも客も本音を知ることができれば福岡の飲食業界の質が良くなるのでは」(同社の野口恭輔社長)と、不動産関係者や飲食店経営者、消費者などがコラムを執筆し、誌面作りに参加する。
創刊を前に発行された準備号では、客の囲い込みの策として主流となった「割引クーポン」への懸念や、席につくと無条件に出てくる「付き出し」への疑問などを書いたコラムを掲載。客側の視点で、中にはペンネームを使って覆面ライターとして飲食業界に対する思いを書く執筆者もおり、「本音」が探れる誌面に仕上げた。今後は、経営者側の視点も取り入れる予定だという。
街頭のラックなどに設置せず定期購読のみ。登録した市内飲食店経営者に郵送で届ける。「広告は例えば卸業者など、読者が明確なことから訴求しやすい」(同)とも。
新聞サイズで、発行部数は3,000部以上。定期購読申し込み、問い合わせは同社(TEL 092-722-0689、メール info@grip.jp)まで。