9月27日閉幕した「アジアフォーカス・福岡国際映画祭2009」で、市民が選ぶ「福岡観客賞」をベトナム映画「きのう、平和の夢を見た」が受賞した。
同賞は、アジア映画文化の発展と市民と映画祭のかかわりが深まることを目的に2006年に創設された。対象作品は公式招待作品の23作品。各作品の1回目の上映時に5段階評価の観客投票を実施し、平均点が最も高かった作品に贈る。
今年は、ベトナム映画「きのう、平和の夢を見た」(2009年)が受賞。同作は、ベトナム戦争時に野戦病院で働く女医が亡くなる直前まで書きつづった日記を映画化した実話に基づく作品。監督はダン・ニャット・ミンさんが務めた。
「同映画祭には1回目からかかわっている」と監督。「福岡の地で福岡の皆さまと深いご縁があるようだ」と喜びを語った。