パルコ(東京都渋谷区)は1月12日、天神の旧岩田屋本館跡地に「福岡パルコ」(福岡市中央区天神2)を3月19日に開業すると発表した。
地下1階・地上8階建て、延べ床面積は約7,300坪。売り場面積は約3,700坪。福岡初出店の約90店舗を含む約150店舗が出店する。衣料品比率が5割の従来の都心立地型パルコに比べ、同店は3割強に抑えて、幅広い品ぞろえを強調。また、商品をランダムに配置し回遊性向上を狙うという。投資額は約50億円。
フロア構成は、地下1階=飲食・土産・食品・雑貨、1階=雑貨・ファッション・カフェ、2~3階=レディス・メンズファッション、4階=コスメやネイルなどレディスフロア、5階=インテリア・生活雑貨・コスメ・カフェ、6~7階=レディス・メンズファッション・雑貨・旅行・カフェ、8階=スポーツ・楽器・キャラクター雑貨・イベントスペース。地下1階~5階には西鉄福岡駅ビル・ソラリアステージ、4階ではハッチェリービルに接続する。
「福岡は、九州全域とアジアの広域からの集客が見込める。コンパクトで将来性あふれるマーケット」と同社の平野秀一社長。「すでに充実しているマーケットのため、衣料品に特化しないバラエティー編集にこだわり福岡初の店舗をそろえた」という。年間売り上げ目標は110億円。
テナントは最終調整中で、2月中旬ごろに発表予定。