アクロス福岡文化誌編纂(さん)委員会は3月20日、福岡の祭りにスポットを当てた文化誌「福岡の祭り」を刊行した。
同誌は2007年に刊行した第1弾「街道と宿場町」、第2弾「ふるさとの食」(2008年)、「古代の福岡」(2009年)に続く第4弾。
誌面では福岡の祭りや民俗芸能を「玉せせり」「盆踊り」など祭りの形態で27の項目に分類、比較や特徴を交え、季節ごとに紹介している。「有名ではないが、地域で古くから行われている祭りなどもピックアップした」と同委員会副会長の西表宏さん。「写真も多用し、分かりやすい構成にした」という。
西表さんは「福岡は山笠のイメージが強いが、この本でほかの祭りを知るきっかけになれば」と話す。
同館では発行を記念して、「博多祇園山笠」「放生会」など「祭り」についての講演やセミナーも開催する。
発行部数は2,500部、価格は1,890円。全国の主要書店で販売している。