大丸・福岡天神店(中央区天神1)本館8階で9月1日、福岡・熊本・鹿児島の九州3県の伝統工芸品や人気店の名物グルメをそろえたイベントが始まった。
来年春の九州新幹線鹿児島ルート全線開業に向けたプレイベントとして企画されたもので、「三市連携伝統的工芸品の集い」と「九州3県味紀行」のコーナーを展開している。
2008年に締結した「鹿児島市、熊本市、福岡市交流連携協定」の事業として、昨年、3市は伝統工芸でコラボレーションした作品を合同で制作。会場には、博多織を胸部と背リボンに使った「本場大島紬」のドレスや福岡タワーや、博多祗園山笠を描いた「薩摩焼」、博多人形で制作した鹿児島の祭り「おはら祭」などのコラボ作品約150点を展示している。福岡市経済振興局の高橋栄幸さんは「同じ九州の伝統工芸を広く知ってもらえる機会になれば」と話す。
味紀行のコーナーには、福岡市の「国産小麦工房フルフル」の明太フランス(304円)や北九州市の「お好み焼き いしん」の小倉発祥焼きうどん(500円)、熊本市「くま純」のいきなり団子(126円)、鹿児島市「天文館むじゃき」の白熊(525円~)など計38店が出店している。
営業時間は10時~20時(最終日は17時まで)。今月6日まで。