西鉄福岡駅1階西側、宝くじ売り場前(福岡市中央区天神2)に2月21日、「バナナ自動販売機」が登場した。
「若者を中心にフルーツ離れが進んでいることを懸念し、手軽に食べてほしい」と生鮮果実・野菜の生産、加工などを手掛けるドール(本社=東京都千代田区)が設置。昨年6月に設置した東京・渋谷などに続き、国内で3台目となる。渋谷では設置開始から約7カ月で約9千本を販売し、数々のメディアで取り上げられるなど話題を集めている。
販売するバナナは渋谷の自販機と同様、「ボビーバナナ」をそろえる。購入時に傷まないようベルトコンベアで取り出し口まで運ぶ仕組み。自販機内の温度はバナナの保管に適した13度に設定しているほか、常に新鮮な商品を提供できるよう担当者が週3回入れ替えを行うという。
「通勤・通学などで駅を利用する幅広い世代の方に手軽に利用していただければ」と同社マーケティング部の大滝尋美さん。1本入り商品は1カ月で約120本の売り上げを見込む。
価格は1本130円、1房(約600グラム)390円。