三越福岡店(福岡市中央区天神2)で4月1日、「福岡・天神 時空の散歩展」が始まった。
江戸時代後期、戦前、昭和30年代に分けて福岡の変遷をたどる構成で、1812(文化9)年に描かれた古地図「福岡城下町・博多・近隣古図」(九州大学記録資料館所蔵)を6×7.2メートルに拡大してフロアに敷き、現在の建物の情報を加えたほか、絵師・吉田初三郎さんが描いた「福岡市鳥瞰(ちょうかん)図」、絵地図・絵はがきなど約70点を展示している。
会場の中心には1961(昭和36)年を再現した天神地区のジオラマを展示。「当時の建物を見ながら、『天神』を通してお客さま同士が懐かしそうに話す姿も多くみられる」と担当者。来場者が天神の思い出について書くコーナーもあり、幅広い世代のメッセージが集まっている。
開催時間は10時~20時(最終日は17時まで)。入場無料。今月10日まで。