福岡での市民参加型フルマラソンの実現を目的に設立した「アジアが誇る福岡マラソンをつくる会」は12月21日、街頭などで集めた5万人の署名を福岡市長に提出した。
同会は福岡で市民参加型フルマラソンを実現しようと、福岡大学スポーツ科学部・田中宏暁教授が実行委員長となり設立。昨年10月より、福岡で開かれるマラソンイベントやインターネットを通じて署名を呼び掛け、約1年の活動で5万人の署名が集まったことから、高島宗一郎福岡市長に提出した。
「どんたくや山笠は参加者が限られているがマラソンは皆さんが参加できる」と同委員を務めるタレントの山本華世さん。「福岡で走りたい」という県外のランナーや韓国人、中国人からも署名が集まったという。田中委員長も「アジアの玄関口である福岡の財産を生かした、シンボリックなイベントにしたい」と高島市長に訴えた。
高島市長は「5万の署名を集めるのは大変だったでしょう」と活動をねぎらい、「実現できるよう力を合わせたい」と応えた。
署名は今後も継続し、マラソンイベントを中心に1~2年以内にフルマラソンの距離42.195キロにちなんだ計42万1950人を集めたいという。