デジタルハリウッド福岡校(福岡市中央区天神1)で1月19日、市のホームページをフェイスブックへ移行する日本初の試みを行った武雄市の事例から、ソーシャルメディアについて学ぶセミナーが開かれた。
講師には、同市ホームページのフェイスブック移行の立ち上げから運営までを手掛けた、ソーシャルメディアを活用した地域活性化・マーケティングコンサルティングを行うSIIIS(博多区博多駅東1)の杉山隆志社長を招き、同校の学生ら51人が参加した。
杉山さんは、実名主義で市政への建設的な意見が増えた点、SNSを通じて武雄市の知名度アップにつながる点など、フェイスブック移行のメリットを交えながら運用までの経緯を紹介。「新しい技術を取り入れながら、『初めて』を作ろうという武雄市長の判断の下、仕様変更やテストに苦労しながら取り組んだ」という。「この経験を生かし、今後も地方が元気になり地元に根付くきっかけを作ることができれば」と話していた。