大名に2月4日、佐賀県の家具産地・諸富の家具をそろえるアンテナショップ「mimo wood FUKUOKA（ミモウッドフクオカ）」（福岡市中央区大名1、TEL 090-1402-5216）がオープンした。

　国内最大級の家具産地・福岡県大川市と筑後川を挟んで隣接する諸富。昭和40年代に家具製造業者が大川市から移ってきたのを発端に家具生産が盛んになったのが始まり。

　同店は、佐賀の諸富家具を福岡でPRすることを目的に諸富家具振興協同組合（佐賀市諸富町）が1カ月間の期間限定で出店。組合に加盟する飛鳥工房、いわい家具、ナカヤマ木工、ミマツ工芸、平田椅子製作所、レグナテックの6社に加え、有田焼若手窯元有志も出展し、テーブルや椅子、雑貨、有田焼など約150点を販売している。

　「オイル塗装や研磨など、職人の『手仕事』にこだわった商品のみをそろえた」と同組合の野澤孝弘さん。福岡では、イオンモール筑紫野など郊外のショッピングモールに催事出展していたが、市内での出展は初。「ショールーム感覚で」と個人客に加え、福岡の住宅メーカー、家具の販売業者などの利用も見込む。

　「佐賀の諸富家具を知るきっかけになれば」と野澤さん。「常設店舗の出店も検討中」という。期間中の土曜・日曜は木の指輪やパズル作りなどのワークショップも開く（参加費は500円～）。

　営業時間は10時30分～19時。3月4日まで。