イムズ(福岡市中央区天神1)地下2階に4月3日、420人の笑顔が集まった。
グラフィックデザイナーの水谷孝次さんが国内外の笑顔を撮影し、メッセージとともに展示する1999年より始めたプロジェクト「MERRY PROJECT(メリープロジェクト)」の一環。3月にイムズ前で撮影した写真をはじめ、東日本大震災の被災地や世界で撮影した笑顔を一堂に展示している。
会場の中心には、子どもたちの笑顔をプリントした「笑顔の傘」のインスタレーションを展示。パネルを含めて約420の笑顔が集まり、買い物客らを楽しませている。
「被災地での撮影会で、(撮影参加者から)『(震災後)初めて笑いました。生きてるってこういうことかな』と言われたのが印象的だった」という水谷さん。「笑うことは幸せの象徴で笑えることだけで幸せだと思う。このたくさんの笑顔を見て幸せを感じてほしい」と話す。
プロジェクト名にもなっている「MERRY」は「楽しい」「幸せ」などの意味。会場では、「あなたのMERRYは?」と題し、メッセージを募集するコーナーも設けている。
開催時間は10時~20時。