アクロス福岡(福岡市中央区天神1)が、福岡県内の神社の歴史や見どころを紹介した文化誌「福岡県の神社」を刊行した。
2007年に刊行した「街道と宿場町」をはじめ、「ふるさとの食」「古代の福岡」「福岡の祭り」「福岡の町並み」と福岡の魅力を知ってもらおうと毎年1巻ずつ刊行。第6巻となる今回は「神社」をテーマに据え、櫛田神社や警固神社、住吉神社、太宰府天満宮など約120社の由緒や祭りなどを紹介している。
「昔は地域のより所となっていた神社。地域コミュニティーが薄くなっている今、当時神社が果たしていた役割を再度見つめてほしい」と総論を執筆した福岡県文化財保護審議会委員の森弘子さん。「ぜひ、現地を訪ねていってほしい」と参拝の基本や神社図鑑などのコラムも設け、観光ガイド要素も含んだという。
発行部数は3,000部、価格は1,890円。5月中旬より全国の主要書店で順次販売している。6月9日より、解説を聞きながら巡る現地講座も開く。