SME元取締役がレコード会社設立へ-九州の音楽を全国に

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2月17日、ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)元取締役の白川隆三さんらが、天神で新会社「リバーサイド・スタジオ」(大名2)設立に向けての発表を行った。同社は、白川隆三さんが100%出資する資本金1,000万円の株式会社で3月上旬に事業を開始する。事業内容は、レコード会社とアーティスとの事務所の業務を合わせ持つもので、「九州のアーティストの発掘・育成」「若い音楽プロデューサーの育成」、「九州の音楽の全国発信」を事業の柱に据える。白川社長は「音楽シーンも東京一極集中ではなく、地方から発信できる時代が来た。生まれ育った環境で作った音楽のほうがいいものもある」と話している。同社が発掘した第1弾アーティストは久留米のバンド「the whisper」で、同時に音楽プロデューサーも1名育成する。同バンドは、女性1人、男性2人の計3人のボーカルを擁するのが特徴の6人組ロックグループ。今後、ライブで1,000人を動員できるパワーとファンクラブを通じてファンに支援される環境を作りを年末までに達成して、来春には全国展開を目指す。福岡県出身の白川社長は、SMEを定年退職後、福岡に戻り「ふるさとで何かできないか」と考え起業したという。発表当日は、福岡市で音楽産業を担当している石橋久嗣さんや、SMEで元代表取締役を務め、自身も沖縄音楽を柱としたレコード会社「247ミュージック」を設立、昨年12月には音楽無料ダウンロードサイト「mf247」を立ち上げた、友人の丸山茂雄さんが応援に駆け付けた。

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