アクロス福岡(福岡市中央区天神1)2階交流ギャラリーで2月11日より、写真展「3.11東日本大震災の現実と復興への歩み展」が開催されている。
宮城県大船渡市で1973(昭和48)年に創業した写真スタジオ「大船渡スタジオ」を経営する佐藤叶さんが、スタジオが被災しながらも「『日常』と記録のためだけに撮った」という三陸沿岸の気仙地方を撮影した写真38点を展示。会場には、陸前高田市で津波に倒れずに残った一本松のほか、震災前に毎年夏に商店街で行われていた祭り、自宅の跡地に作った遊び場で無邪気に遊ぶ子どもたち、自然の中で撮影した七五三の様子など、笑顔が印象的な写真が飾られている。
「九州の方には離れた場所にもかかわらず、大きな支援を頂き感謝している」と佐藤さん。「(現地は)元気で笑顔で頑張っている。きれいな自然やおいしいものもあるので機会があればぜひ寄って」と笑顔を見せる。
開催時間は10時~18時(最終日は16時まで)。今月17日まで。