福岡市は4月1日、「自転車の安全利用に関する条例」を施行した。
福岡市では自転車が関連した交通事故が1998年以降、毎年年間で3000件台を記録。全国初の「押し歩き推進区間」を含む条例の施行で改善を目指す。
条例では、天神交差点から渡辺通4丁目交差点までの西側歩道約400メートルを「押し歩き推進区間」と指定。指定時間帯は、平日=8時~19時、土曜・日曜・祝日=10時~19時。市が任命した自転車安全利用指導員らが呼び掛けを行っていくという。
また、放置自転車対策も本格化。2011年より警固公園地下の天神駐輪場の24時間営業や一時利用料金を以前の半額である50円にする社会実験を行ってきたが、同日より本格的に導入する。実験では、放置自転車が全時間帯で約5%、夕方以降の時間帯では約8%減少したという。