福岡市は8月1日より、公衆無線LANサービス「Fukuoka City Wi-Fi」と台湾・新北市の同サービス「New Taipei City Wi-Fi」のWi-Fiローミングを開始した。
「New Taipei City Wi-Fi」利用者が普段使用しているIDとパスワードで「Fukuoka City Wi-Fi」の利用が可能になるもので、NTTブロードバンドプラットフォーム(東京都千代田区)と台湾の中華電信がそれぞれ自治体向けに提供しているフリーWi-Fiのローミングを提供することで合意したことに伴い実現。自治体が主体の公衆無線LANサービスによる海外同サービスとのWi-Fiローミング実施は世界初という。
「Fukuoka City Wi-Fi」は現在、日・中(簡体)・韓・英の4カ国語に対応しているが、Wi-Fiローミングの導入に合わせて中国語(繁体)にも対応する。
「観光客の利便性向上になれば」と市担当者。「今後も海外の他のエリアの公衆無線LANサービスとのWi-Fiローミングも検討していきたい」としている。